9月6日、寒水と田茂谷を釣り渡って、ボウズに終わる。 そして翌7日も釣りに行く。 林谷と田茂谷を釣り歩いて、やはりボウズに終わる。 ・・・、ムナシイ。 |
(ダイモンジソウ?) |
9月13・14・15日 |
そろそろ禁漁期も近くなって、私もゆとりのない釣りの日々です。 とにかく渓流に居たいし歩きたい。瀬音を聞いて居たい。竿を振りたい。魚を釣りたい。今シーズンは、もうあとちょっとしか渓をさまよえんのです。 13日:久々に土京へ行く。晴れ・渇水。 ここは全く釣り人の姿が見えず、「もしかして、もう禁漁になったか」と思った。あわてて年券を確認するも漁期は書いてありません。去年はたしか大丈夫だったはずだから、今年も大丈夫のはず。いまさら場所替えもしたくないし・・・。 それでまあ、一番のお気に入り区間に入った。そこそこの落差もあり、大岩を配し、深瀬、中トロ、そして手ごろな淵。今シーズンの土京は今日が最後のつもりだから、シミジミと釣った。やはり綺麗な渓です。 釣果は20cmアマゴを3匹。内2匹に寄生虫が付いてたものの、源流が低いこの渓ではしかたないか? (後日、ここの漁期を確認しようとネット検索したけど、それは解らなかった。もし禁漁期に入っていたとしたなら、どなたかお叱り下さいませ) 14日:林谷。晴れ・渇水。 毎度の林谷です。近頃のここは釣れませんが、私の場合、どうしてもここへ行きたくなる。出来れば今シーズン中に、あと2回行きたいくらい。 そしていつもの車止めに駐車した。が、異常な事にゴミが散乱してる。本来ならこの林谷に来る釣り人は通常のマナーを持ち合わせてる釣り人と信じておったし、実際ここでゴミを見る事は少なかっただけにショックです。今朝か昨日のゴミ。仕方ないので拾い集めて持ち帰った。釣ってる途中にもブドウ虫のケースの抜け殻もあったし、途中の、私がいつも横たわって読書する岩の上にもミミズケースの抜け殻があった。非常に不愉快。 「林谷を愛する釣り人の会」としては、あんたらのような釣り人は拒否します。(そんな会は無いけど・・・) 釣果は20cm前後のアマゴを5匹。 15日:内ヶ谷。曇り・渇水。 この日は当初、牛道に行く予定だった。そして牛道に車を走らせたものの、その源流部の山は厭な雲に覆われてる。そもそも白鳥町に雷雨が来るときには、牛道の源流である烏帽子岳やら鷲ヶ岳から黒雲が押し寄せて来るのです。そしてその黒雲は、牛道上流で止まる事が多い。だから牛道川は、水量が安定し、苔むした綺麗な流れになるんだと思う。 ただ、私は雨が嫌い。だから内ヶ谷へ走った。 釣り人は皆無。多分、釣れんのでしょう。私もそれは、川へ降りて30分で解った。この時期、このタランタランの川ではツライと思った。 早々に見切りをつけて、川原に下りておにぎりをほうばりながらビールを頂く。そしてパラパラと文庫本をめくる。するとスズメバチがブーンと寄ってくるも、暫くじっとしてたら離れていった。 そしてその後に、少し落差のある区間に降りる。ここならなんとかなるかも知れんと思う、が、川に降りてすぐに1匹のスズメバチがまとわり付いてきた。通常、このような場合にはじっとしてるのがいいらし。もしくは、姿勢をスッと低くする。彼らは水平方面にしか視線がないので、姿勢を低くするのは効果的らしい。でも、私の経験上、それは無効化。それに、頭の周りでブーン・ブーンされると、とても我慢が出来ない。常の私の対処方法は、とりあえず逃げる。ある本によると、スズメバチは半径15mの範囲を警戒しておるので、その倍の30mをやりすごせれば安全なんだとか。で、私はそれにしたがって、とりあえず30m走る事にしてる。それでおおむね回避できる。 しかし・・・、今回は、その30m走った後に新手が居た。頭の周りにブーン・ブーンとやってる中で走ってる内に、その先に新手が居るのが見えた。後手はそこで諦めたものの、そしてやっぱり、その新手がまとわり付いてきた。そしてその新手を振り切るために30m走ったら、やはりその先に再度新手が現れた。もう、せっかくこの内ヶ谷で唯一落差のあるポイントをスズメバチから逃げるために丸つぶれ。そして、その最後の新手は、私を50m以上も追ってきたのです。もう、釣りは諦めた。 この日の実釣りはせいぜい1時間。当然ボウズに終わったのでした。 スズメバチの活性が高すぎです!! |
(ダイモンジソウ・その2) |
9月20日 林谷 渇水 |
先週に引き続き、林谷です。9月はどうしても、釣れんと判っていても、この渓に足が向いてしまう。 いつものように10時半くらいに現地に着く。すると先週と同じようにゴミが撒き散らしてあった。コンビニ弁当の殻・ウーロン茶の殻・ミミズの殻・紙袋。それぞれ1点づつで、このバカオロカな釣り人は、今朝早くここに着いて、それからメシ食って、車の窓からそのゴミをポイポイと投げ捨てたのがしっかりと解る。こういうヤツにかぎって、車の中はとっても綺麗なんだろうな。 それで仕方がないんで、今回もまたゴミ拾いをする。「なんで私がバカオロカの後始末をしなきゃならならんだ!」と思うけども、そのままほっとくと、いかにも私がゴミを撒き散らしたと思われてしまうので仕方ないのです。幸いというか、こいつは単独釣行だったようで、一人分のゴミ拾いで済んだ。 気を取り直して、少し林道を下って釣り始める。時折仔アマゴがピシャリとくるけども、ちっとも釣れん。まあ、この渓はこんなもんです。 1時間ちょっとして車の所へ着いて昼食。ビール飲んでおにぎり食って、文庫本をペラペラめくって、暫しまどろむ。 私は近頃よく渓で本を読みますが、もちろん本は好きなのでありますが、けっして「ゆとり」を持って読書してる訳ではありません。いわゆる時間つぶしとでも言いましょうか、その〜、魚釣りはしたいけど、目一杯釣る体力が無くなってきてるのでその間の体力温存というか、あと2時間以上釣り続ける集中力も無いし、だからその間の気分転換と言うか、でもやっぱり渓に居たいから、それにビール飲みながら瀬音を聞きながらの読書はとても心地いいし、う〜ん、やっぱり、そんな釣りが好きなのです。 体力の減ってきた単独釣行の多い、そんなあなたにオススメの釣り方です。 その後また釣り始めたけど、たまに20cm位のが走ったけれども、結局ボーズに終わる。 ここは今、ダイモンジソウが真っ盛りです。 この林谷へは、もう1回は来なければなりません。その時にはどうかゴミなんぞはありませんように。 |
(そろそろ産卵に控えた色に染まっております) |
9月23日 林谷 平水 |
またまた林谷です。ただ今回は師匠が同行してくれたので、私的な釣りペースをやや遠慮して現地到着時間はほんの少し早い10時。そして入渓点も、いつもの所より下流の淵の多い(師匠は淵を得意とするエサ釣氏なのだ)場所を目指した。 が、しかし、その駐車地点には先行者の車あり。ただこの場所は渓から随分外れた所にあり、ここから少し林道を下って渓に降りると好場所が連続するのですが、素人ではここに車を止めないし、その入り口も知らないと思う。ここを知ってるその先行者は、かなりこの林谷を熟知してる方なのでしょう。それにその車は、以前にも何度か見かけた気がする。 それでやむなく上流へ行って、いつもの駐車地点に着く。先行者からは、たっぷり3時間以上の間隔。今回こそゴミはなく気持ちよく入渓することが出来た。 そして静々と釣り上がるも時折仔アマゴが絡むだけ。1時間くらいして師匠が15cmのイワナを釣った。それから私がどんどん先行して、やっぱり15cmのイワナを釣った。その間にも師匠は淵で粘って、仔イワナを釣った。 う〜ん、どうもおかしい。ここでイワナが釣れるのは林谷らしくない。ただ私が先行した時から、なんとなく濡れた足跡らしき物を確認してたけど、その確信は持てない。結局12時になったので車に戻って昼食。 今回は師匠の持ってきた塩ケーちゃん(萩原チキンセンター)でビールを頂く。我々初味です。レシピにはキャベツ1/4とあるものの、その後にスパゲッチーを食わねばならんのでちょっと控えた。その名の通り塩味です。いつもの味噌のケーちゃんよりも鶏肉の味が味わえます。ただ最後の方になってからはショッパさが舌にからみ着いた。キャベツはやっぱり1/4入れたほうがいいと思う。 そして師匠のぺペロンチーノを頂く。バジルとニンニクを炒めてる時のソース香りは最高によいです。 後半は午前の先行者の入ったあたりから入渓する。先行者の車は、まだそこにあった。師匠はそこから下流に下って大淵を釣る。私は上流に釣り上がるもすぐに1匹釣った。それから釣り上がって2匹追加。ようやく私に追いついた師匠も数匹釣ってた。 ここでやはり、我々の前半は先行者のすぐ後を釣ってたのを確信する。 その先行者は、多分きっと良い釣りが出来たんではないかな?その車周りには全くゴミは無かったし、我々「林谷を愛する会」としましては、あなたのような釣り人は大歓迎です。 |
(今年最後の1匹) |
9月28日 林谷 曇り |
例年の私の最終釣行は、仕事さぼって30日に行っておったんですが、今年の30日は天気が悪そうなんで今日28日を最終日としました。 例によって場所は林谷。いつもの駐車場に10時に着いて、車を降りる。ちょっと寒い。それでトレーナーを着込んだ。 それからほんの少し林道を下って渓に降りる。そしてまた、いつものように大岩に腰掛けて下流の淵を覗く。3匹のアマゴを見た。だいたい6寸くらいか。ヒラヒラと流れ下る枯葉を避けながらも時折ライズする。ふと、「今年はその淵では、1匹も掛けられなかったな」と思った。 ビールをプシュリとやって仕掛けを作る。川風に乗って、どこからともなくカツラの甘〜い香りが漂ってくる。そして寒い。秋だね〜〜。今度はカッパを着込んだ。 そして静々と釣り上がる。時折仔アマゴがピチャンとくるけれども釣れる気はしない。ベストポイントも沈黙したまま。毎年良型を釣ってた滝の下の淵も静かです。ここでは大文字草が最後の力を振り絞って咲いてた。 そしてその先の小ぶりなポイントで、今期最後となる1匹を釣った。黒くなりかけたオスで、なかなか精悍な顔をしておりました。これでまあ満足。 12時になって車の所について昼食。おにぎりをほおばりながら、ビール・・・ではなくって「鬼殺し」をチューチューすする。晴れてればともかく、曇り空の下ではやはり寒い。もう、渓は秋なのです。そして文庫本をペラペラめくって暫しまどろむ。 こうやって川辺でくつろぐのも今年最後か・・。ちょっと寂しいな。 その後の2時間ちょっと、渓の風景を頭の中に焼き付けながら、シミジミと釣り上がった。なんにも釣れなかった。 3時半に出渓。 毎年の事ながら最終釣行日には、なんとなく寂しさが付きまとうのです。 まずはともあれ、無事に禁漁日を迎えられて何よりでした。 さて、今シーズンも当HPにお付き合い下さいましてありがとうございました。 何分ヘタクソなものですから、ご覧の皆様にはご参考にならなかった釣り情報であったかとは思いますが、先日、師匠からありがたいお言葉を頂きました。 それは、 「ワシが釣りに行こうとしたけど行けなかった日に、おまえのHPを見るとちっとも釣っとらんので安心する」 の、一言。 そう、私はそんな釣り人の方々の為に、このHPを書いておるようなもんです。より多くの釣り人が私の貧果を確認して、そして安心してくれたら・・、それが私としても本望なのですよ。 まあ、負け惜しみですが・・・・。 今後このHPの更新は、大幅にダウンします。せいぜい月に1〜2回ペースか。 でもまあ、細々とはやるつもり。内容はお魚ウォッチングだったりクマ棚探しだったりする予定。まあ、水周りの出来事が中心です。 今後とも、当HPを、どうぞご贔屓下さいマセ。 |
(染まり始めた山とエスケープR3) |
10月19日 自転車 荷暮川 |
禁漁期に入ってモンモンとした日々をすごしておりますが、今日は荷暮を自転車で走ってきました。 夢の架け橋を11時にスタート。天気はポカポカ陽気だったので、服装は長袖シャツ。それでも暑いくらい。とりあえずウインドブレーカーも持参する。まず、舗装道をシャーシャー漕ぐ。ちょっと寒い。そして日陰に入ったら、とことん寒い。やっぱり秋なのです。すかさずウインドブレーカーを着込む。トレーナーを持ってくればよかったかな? でも、荷暮林道に入って、ガタガタの坂道を登り始めた頃には、息がゼーゼーしてきて汗が噴出してきた。日陰に入っても暑い。ウインドブレーカーはすぐに脱ぎ捨てた。ところどころでお魚ウォッチングをしながらローギアで進む。それから二又の右の谷のすぐ上では堰堤を作ってた。工期は11月末とあるから、来年には完成してるはず。その下流部にはあまり土砂も流れ込んでない。ここの土建屋さんは、なかなかいい仕事しますね。私は左の谷を進む。 しばらく進んだところで、竿を持った人が林道を降りてきた。普通の長靴を履いてるので、真剣な釣り人ではないようだけれど、ただし私とは目を合わせてはくれなかった。車はやはり、岐阜ナンバーだったな。 それからもう少し進むと、谷の水は枯れ果ててしまいます。でもそれは100mくらいの間で、流れは徐々に復活して、普通の谷に戻ります。そして、そのちょっと先が今日の目的地。ここは魚の産卵ポイントで、それを林道からじっくりと観察できるのです。 先ずは魚を見ながらビールを頂く。一杯汗かいた後なので、とても美味しいです。ここで産卵行動してたアマゴは2組。その他にも、産卵した跡が数ヶ所ある。写真の♂は20cmちょっとで、周りの他の♂を追っ払うのに忙しそう。♀はせいぜい18cmくらいか。尾びれで穴掘ってます。30分ばかり、見とれてた。 そして川原に下りておにぎりを食う。日陰の雑草を観察すると、もう午後の1時過ぎだと言うのに、朝露に濡れていた。きっとこのあたりは寒いんだね。 帰りの下りのガタガタ道は、私のロード系クロスバイクではちょっと苦痛。せめて前サスのあるクロスかMBに乗りたいところです。 車に戻ったのは2時過ぎ。それから自転車は車に積み込んで、石徹川周辺へクマ棚探しに行くも、発見できずに終わる。他の日にも、庄川源流やら六厩も散策はしておりますが、やはりクマ棚は見られなかった。きっと今年は、奥山の実りが良いのだと思う。 |
11月1日 自転車 尾上郷 (写真のみ掲載) |